縫製仕様書とは、製品の縫製に関する詳細な情報をまとめた書類です。
縫製仕様書の様式は製品によって必要な項目が違ったり、主に扱うものが海外生産か国内生産かなど各アパレル会社によってバラバラです。
私自身長年アパレルの生産に関わってきて色んな縫製仕様書を見てきました。工場の社長さんや職人さんは高齢の場合が多いので縫製仕様書は誰が見ても理解しやすくする必要があります。
自社の製品に合わせてカスタマイズする場合、不要な項目を削除し、必要な項目に絞って見やすくすることで生産の効率化と製品の品質向上につなげます。
この記事では縫製仕様書のテンプレートをカスタマイズする時のポイントをご紹介します。
縫製仕様書テンプレートをカスタマイズする時のポイント
縫製仕様書テンプレートをカスタマイズする際には、まずは自社の製品の特性に合わせて必要な項目を追加することが大切です。
以下で、縫製仕様書テンプレートのカスタマイズのポイントをご紹介します。
カスタマイズのポイント
- 必要な項目の追加・削除
- デザインの変更
- 様式の変更
- 表のレイアウト
1.必要な項目の追加・削除
縫製仕様書テンプレートをカスタマイズする場合、まずは必要な項目を追加・削除することがポイントです。
例えば、新しい製品に必要な項目がある場合は追加し、製品に関係のない項目は削除します。
また、項目名を製品に合わせてわかりやすい名称に変更することで、縫製仕様書を見た人が理解しやすくなります。
ただし、項目を追加しすぎると縫製仕様書が複雑になってしまうため、必要最低限の項目に留めることが大切です。
2.デザインの変更
縫製仕様書テンプレートのデザインを変更する際には、まず基本的なレイアウトを決めます。
例えば、ページの左側にはどのような情報を配置し、右側にはどのような情報を配置するかを検討します。
次に、レイアウトに合わせて色やフォント、アイコンなどのデザイン要素を選定します。書面の統一感を出すためにも、使用する色やフォントは統一するようにしましょう。
また、デザインで重要なのは見やすさです。テキストの大きさや行間、図解の配置など、細かい部分まで注意深く検討してデザインを決定します。
さらに、カスタマイズのポイントとしては、会社のロゴやブランドカラーを取り入れることで信頼感を高めることができます。
3.様式の変更
縫製仕様書テンプレートをカスタマイズするにあたって、まずは様式の変更に注目しましょう。様式を変更することで、オリジナルのテンプレートを作成します。
デザイン性を重視する場合は、テキストのフォントやレイアウト、背景色などを変更することがポイントです。一方、データの見やすさを重視する場合は、表のデザインや罫線の太さなどを変更すると良いでしょう。
ただし、様式の変更にあたっては、デザインの一貫性を保つことが重要です。同じテンプレート内で、異なる様式が混在してしまうと、見た目が乱雑になってしまいます。
また、カスタマイズにあたっては、利用するソフトウェアによって変更できる項目が異なるため、それぞれのソフトウェアの仕様を把握することも大切です。 カスタマイズにあたっては、ニーズに合わせたテンプレートを作成することが大切です。どんなに見た目が良くても、求める機能を持っていなければ意味がありません
4.表のレイアウト
縫製仕様書テンプレートの表のレイアウトは、カスタマイズのポイントの一つです。表の列の配置や幅、文字サイズの変更など、必要に応じて調整が必要です。
例えば、納入先によっては特定の項目を強調したい場合があります。その場合は、文字サイズを大きくするなどして、その項目を目立たせるようにします。
また、表の幅が広すぎる場合は、列の幅を調整してスペースを節約することができます。
ただし、列の幅が狭すぎると見づらくなるので、バランスを考慮して調整します。
最後に
以上で、縫製仕様書テンプレートのカスタマイズのポイントをご紹介しました。
ぜひ、効率的な縫製仕様書作成に役立ててください!