年齢を重ねた私たちにとって、自然の美しさや温泉の癒しは格別。子育ても終わり自分の時間を楽しみたい。
秋の鬼怒川温泉、紅葉が一段と美しいこの季節、渓谷や川沿いを散策し、日常のストレスを忘れてリラックスする絶好の機会でした。
一人の旅は少し不安もありますが、一人旅ならではの自由さで、自分自身と向き合う時間も持てます。
自分でプランを考える過程も楽しく旅行に行くまでの間もワクワクしますし、旅行の目的があることで普段は運動をしない私もウォーキングの回数が増えたり、自然と心身共に健康になる気がしました。
この記事では体験談を交えながら一泊二日の一人旅で鬼怒川温泉観光を満喫するためのポイントなどを解説していきます。
一人旅のメリットとデメリット
- 自分だけの時間
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自由気ままで誰にも気兼ねすることなく自分だけの時間が持てます。
- 自由度と柔軟性
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他の人のスケジュールに合わせる必要がなく、自分のペースで旅行を楽しめます。行きたい場所へ行って、時間をかけて探索したり、突然の変更も自由です。
- 自己成長
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一人旅は新たな環境で自分を見つめ直し成長できる機会です。自分の力で問題を解決し、新たな経験を積むことで刺激にもなり自信をつけられます。
- リフレッシュとリラックス
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自分自身と向き合う時間が増え、心身をリフレッシュすることができます。自分のペースでリラックスしたり、新たな趣味や興味を見つけることができます。
- 出会いと交流
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一人旅は他の旅行者や現地の人々との交流が増えるチャンスです。新しい友人や地元の人々との出会いを通じて、異なる文化や視点を知ることができます。
- 孤独感
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一人で行動することで、時に孤独を感じることがあります。普段から一人での行動に慣れておきましょう。
- 意思決定の責任
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全ての決定が自分の責任になります。時にはストレスを感じることもあるかもしれませんが、その経験から学ぶこともできます。上手くいかなくても大丈夫です。それも経験!^^
一泊二日の一人旅に向けての準備
- 普段から一人で行動して慣れておく
- 普段から体力や健康面に気を付ける
- 一人での日帰り観光から始めてみる
- 下調べをしっかりする
- 予定を詰め込みすぎない
- 想定外のことにも備えておく
- 駅や観光地でのコインロッカーの場所を調べておく
- スマホのバッテリー切れや故障などにも備えておく
- 目的のお店の閉店時間のチェック
- ホテルの近くのコンビニの場所を調べておく
- 荷物は極力少なくコンパクトに
一人で行動して慣れておく
旅先では周囲の家族連れや友人同士での観光客が多いため孤独を感じることもあります。普段から一人で行動する機会を設けて慣れておきましょう。
体力や健康面に気を付ける
普段からウォーキングなどで体力をつけておきましょう。
一人での日帰り観光から始めてみる
まずは一人での日帰り観光から楽しみましょう。
問題点の気づきや対応の経験が自信になります。
下調べをしっかりする
初めての場所に行く時は場所も交通機関もわからないことだらけ。余裕をもって楽しむために下調べはしっかりとしておきましょう。時刻表や地図などはスクショにとってすぐに開けるよう準備しておきます。
電車やバスの乗り継ぎ、時刻表のスクショをとっておきましょう。1~2時間に一本しかない・・・という場合もあります。交通機関の時刻に合わせて観光することも必要になります。
予定を詰め込みすぎない
余裕をもって計画を立てる。詰め込みすぎると予定通りにいかなかった時に焦ってしまいます。
時間にも心にも余裕をもって行動できるよう計画を立てておきます。
想定外のことにも備えておく
天候により計画通りにいかない場合もあります。
強風により予定していた川下りやロープウエイが運休になってしまうこともあります、そうなった場合のBプランも念のため考えておきます。
下調べをしていても予想外のことは起こります。そうなった時にも対応できるように心に余裕をもつことが大切。
無理だと思ったら諦めも肝心。
コインロッカーの場所を調べておく
駅や観光地でのコインロッカーの場所を調べておきましょう。とにかく身軽に観光できるように。
スマホのバッテリー切れや故障などにも備えておく
モバイルバッテリーや充電器を持っていきましょう。モバイルチケットは便利ですが、スマホのバッテリー切れや故障などにも備えておきます。チケット類はプリントアウトしておくと安心かも。
普段スマホ決済や交通系ICメインで使っている場合も現金は用意しておきましょう。
目的のお店の閉店時間のチェック
意外と早い閉店時間・・・ネットに書かれている時間に開いていない場合も。
ちなみにお目当ての温泉饅頭屋さん、一日目開いていなくて、2日目の朝開いていたので立ち寄り温かいお饅頭を頂きました。帰りにお土産に買って帰ろうと思い閉店時間を聞くと「今日は用事があるから早めに閉めます」とのこと。先に購入しました。
ホテルの近くのコンビニの場所を調べておく
必須ではありませんが、もしも忘れ物をしてしまった時など安心かもしれません。
私はクレンジングを忘れてしまって購入しました。
荷物は極力少なくコンパクトに
これ結構大事かもしれません。
動きやすいように身軽に。
誰かと一緒ならトイレに行く時など「ちょっと荷物見てて~」とお願いできるのですが、それができません。
ちなみに着替えは下着(ショーツ)とソックスのみ。季節柄、汗もそれほどかかないので2日間同じ服装です。
準備万端!何があっても大丈夫という余裕の気持ちで参りましょう。^^
現地に到着してからやっておくと良いこと
現地に着いてからも是非やっておくと良いこともあります。
一人なので気軽に相談できる相手がいません。少しでも情報収集をして判断材料を増やす努力をします。^^
それが安心して過ごせることにつながります。
- 観光案内のパンフレットをもらっておく!
- 観光案内所内に知らなかったお得な情報など無いか見渡しておく!
- 他の観光客の会話からも情報を得る!
- 旅の恥はかき捨て
観光案内所に立ち寄る
現地の駅に着いたらまず観光案内のパンフレットをもらっておきます。待ち時間など時間ができた時にに見ます。
観光案内所内に知らなかったお得な情報など貼り紙が無いか見渡しておきます。気になる情報は係員の人に聞いておきます。
他の観光客の会話からも情報を得る
やはり一人だと情報が限られてしまいます。周りの観光客の会話が思いがけない情報源になることも。^^
時には詳しく尋ねることも。
「旅の恥はかき捨て」精神で!(笑)
ホテル予約時には分からなかったサービスが!
ホテルに着いたら
予約時やネットではわからなかったお得なサービスがある場合があります。
フロントの周囲やエレベーター内の張り紙をチェック!思いがけないサービスがあるかも。
たまたまエレベーター内で見つけたこちら↓「日塩紅葉ライン」無料のバスツアーを申し込むことができました。
わからないことは何でもフロントで聞いておきます。
なんと、無料貸し切りの天空露天風呂の空があったため当日の予約もできました。完全貸し切り状態での露天風呂、最高でした。^^
早めの時間のチェックインにはこんなメリットがありますね。
1泊朝食付(5,000以内でした)、やや年季の入ったホテルで最初は不安がありましたが、
お部屋からの景色とサービスでお値段以上の満足感でした。^^
鬼怒川温泉のんびり一人旅
鬼怒川温泉は渓谷や川沿いに位置し、四季折々の美しい自然を楽しめます。特に秋の紅葉や春の新緑は素晴らしい景色です。
温泉地として知られ、豊富な温泉施設があります。温泉に浸かることでリラックスし、日常のストレスから解放されることができます。
鬼怒川周辺には鬼怒川ライン下りが体験できたり、龍王峡の散策など自然の豊かさを実感できます。
1日目
9:43 東京 北千住発 特急リバティ
11:35 鬼怒川温泉着
13:25 鬼怒川ライン下り 約40分間
15:00頃 鬼怒川ロープウエイ おさるの山へ
15:40頃 下山
16:00頃~ ホテルチェックイン 室内でゆっくり過ごしたり、露天風呂などで癒される
(次女が関東に住んでいるので泊めてもらっていました。11月下旬平日/東京からの出発です。)
駅の観光案内所に立ち寄り、「鬼怒川ライン下り」の予約をとってもらいました。(ネットでも予約可能)
山はきれいな黄金色、駅前のもみじは真っ赤です。
鬼怒川温泉駅のコインロッカーの場所
鬼怒川温泉駅で一旦荷物を預けたい場合に、コインロッカーの場所はこちらになります。
鬼怒川ライン下り
お昼ご飯を済ませ、楽しみにしていたライン下りへ。
風もなく穏やかなお天気です。
前日は少し雨が降り、午後の運行は休止になったとのことでした。この日はお天気に恵まれラッキーでした。
やや日が傾き気味。午前9時から10時頃の景色が一番きれいに見られるそうです。
この時間は少し影になってしまっていますが、それでも渓谷の雄大さを感じることができました。川の流れに乗って気持ちの良いひとときです。
下船場からは無料シャトルバスで戻ります。
料金
大人(中学生以上) | 3,200円 |
---|---|
小人(4歳以上) | 2,200円 |
幼児(1歳から3歳) | 700円 |
鬼怒川温泉ロープウェイと鬼怒川ライン下りパック
大人 (600円割引き) | |
---|---|
小人 (300円割引き) |
↓鬼怒川ライン下りのご予約はこちら(今季は11/30で終了しています)
鬼怒川温泉ロープウエイ
鬼怒川温泉ロープウエイでおさるの山へ(鬼怒川温泉駅近くから無料シャトルバスあり)
種別 | 往復 | 片道 | ||
---|---|---|---|---|
大人 | 小人 | 大人 | 小人 | |
一般 | 1,200円 | 600円 | 700円 | 400円 |
高所恐怖症のため上からの写真はほぼ撮れず。
ロープウエイの山頂の乗り降り場の急斜面(階段)は足腰の弱い人は多分厳しいかと。
一緒に乗った人たちは若い人ばかりで、多分私が一番年上だったと思う。
温泉神社双龍門
山頂にある温泉神社、2匹の龍が黄金の玉を抱えた『双龍門』
恋愛成就のパワースポットということで、向かい合う2匹の龍がハート形のシルエットになっています。
それで若いカップルが多かったのね・・・
2日目
9:00~ 日塩もみじライン無料バスツアー
10:30頃~ 鬼怒楯岩大吊橋周辺散策
11:30頃~ 足湯カフェ・espo
14:00頃~ 龍王峡へ 約1時間ほどの散策
16:37 鬼怒川温泉発 特急スペーシアX8号浅草行
18:32 北千住着
目塩もみじライン
宿泊したホテル主催の無料バスツアーで目塩もみじラインまでドライブ
目塩もみじラインは800mほどの高低差があるため、時期がずれてもどこかで見頃の紅葉が見られるそう。
紅葉は終わりかけとのことだったのですが、心の中でわ~!と叫びながらとってもきれいな紅葉のトンネルを見せていただきました。無料で綺麗な景色を見せていただけて感謝です。
このバスでお隣の席の旅慣れたご夫婦に「龍王峡」もお勧めだと教えて頂きました。午後から行ってみることにしました。
バスは1時間ほどでホテルに戻ってきました。
この日「瀬戸合峡」は行きませんでしたが、タイミングによっては「日塩もみじライン」と「瀬戸合峡」の両方に行けたのかな?紅葉が終わりかけの時期でしたので今回は「日塩もみじライン」のみだったのかもしれませんね。
鬼怒楯岩大吊橋
ホテルからも歩いてすぐの鬼怒楯岩大吊橋へ
吊橋からの眺め
吊橋を渡ったところにある鬼怒太像「楯鬼」
足腰鍛えられる遊歩道を登った先の展望台からの眺め
足湯カフェ・espo
程よい足腰の疲れも感じながら降りてきました。
こちらも楽しみにしていた鬼怒楯岩大吊橋のすぐそばにある足湯カフェ、ホテル1階のカフェでとてもきれいでおしゃれな雰囲気です。
自然を眺めながら足湯に浸かって過ごすことができます。
マロンペーストの中にコーヒーゼリーの入った「珈琲モンブラン」は絶品でした。
龍王峡
荷物を鬼怒川温泉駅のコインロッカーに預けて、
朝のバスツアーの時に教えてもらった龍王峡へ向かいます。
まずは、駅の観光案内所で係員の人に行き方を確認します。バスか、電車の交通手段はありますが、「2時間に一本しか無いから気をつけてね」とのこと。時刻表のコピーをいただきました。
しっかり帰りの時間をチェックしていざ!
鬼怒川温泉駅からバスで10分ほどで着きます。
龍王峡のコインロッカー
龍王峡駅のホームにコインロッカーがあるようですがバスで行った場合不便に感じるかもしれません。
後に分かったのですがお土産屋さんの間に龍王峡への近道があり、その入口近くにコインロッカーがありました。
目立たない場所にあるので参考に載せておきますね。
1時間程で周れるむささび橋巡回コース
1時間ほどで周れる「むささび橋巡回コース」を散策していきます。
渓谷に降りていくとすぐ「五龍王神社」と「竪琴の滝」が見えます。
こ、ここは日本庭園ですか?と思うほどきれいに手入れの行き届いた風に見えますが、ほぼ自然のままかと思われます。
渓流とダイナミックに流れ落ちる滝、黄色やオレンジに色づいた木々が相まってとても綺麗です。思わず息をのむような美しさです。
鬼怒川沿いの遊歩道も自然豊かで趣があります。
平日だったためか人が少なく、いつのまにか前も後ろも人の気配無し。
ちょっと不安になりますが、山道のウォーキングは慣れてるのでこれぐらいは大丈夫です。
途中から散策中の人に出会ってひと安心。
どこを見ても絶景でワクワクが止まりません。約1時間の散歩コースはこのような景色が続きます。
むささび橋を渡ってスタート地点方向にゆっくり向かいます。
龍王峡駅前まで戻ってきて時間があったので、お土産屋さんで甘酒をいただきながら休憩。
温かい甘酒をいただきながらの店員さんとの会話も和んだひとときでした。
(有)栄屋製菓さんの温泉饅頭
鬼怒川温泉駅から徒歩3分ほど(有)栄屋製菓さんの温泉饅頭
家族と、自分へのお土産に買って帰りました。^^
そのまま電子レンジで20秒ほど温めても美味しくいただけます。
まとめ
鬼怒川温泉は自然の美しさと温泉の癒しを楽しむことができる場所です。
観光地も豊富であり、心身ともにリフレッシュできる魅力的なスポットでした。
自分でプランを考える過程も楽しく旅行に行くまでの間もワクワクします。
旅行の目的があることで、普段は運動をしない私もウォーキングの回数が増えたり、自然と心身共に健康になる気がします。
自分を悦ばせる新しい発見や体験を求めて一人旅に出かけてみてはいかがでしょうか。