土讃線の特急に乗って大歩危駅で下車。秋の大歩危駅の周辺の景観を堪能してきました。
四国山地を流れる吉野川の中流域に位置する大歩危峡は、その激流によって創られた約8kmにわたる渓谷です。
この美しい渓谷は国の天然記念物・名勝に指定されているほか、剣山国定公園に含まれています。
今回は、実家のある四国に帰省した帰りにちょっとしたひとり旅気分をあじわおうと
高知の後免駅から土讃線の特急電車に乗り、大歩危(おおぼけ)駅で寄り道してきました。
土讃線大歩危駅でちょっと寄り道
特急電車左側窓際の指定席を確保し乗車
後免駅から約40分で大歩危駅に到着しました。(高知駅からだと1時間弱ぐらいです)
いかにも山の中の駅という雰囲気ですが、駅のホームのすぐ横に渓谷が見られる遊歩道もあります。
妖怪駅長
大歩危駅では、妖怪駅長(こなきじじい)が出迎えてくれます♪
こなきじじいの故郷
今まで知らなかったのですが、
児啼爺(こなきじじい)はこの辺りに伝わる妖怪だそうです。
こなきじじいは民俗学者 柳田国男氏が編集した「妖怪名彙」のほか、
水木しげるさんの漫画「ゲゲゲの鬼太郎」にも登場する有名な妖怪です。
ロッカーに荷物を預ける
とりあえず荷物を預けて身軽になりたい。
重い荷物を持って散策は楽しめませんからね。
心配だったロッカーはしっかり大き目のがあります。
500円です。(500円玉専用または100円玉5枚専用)
両替機がなかったので小銭の用意はしておきましょう。
1万円札しかなくて困っていたところ、タクシーのドライバーさん(女性)が声をかけて下さり両替をして下さいました。
ああ・・・・すみません・・・汗
待合室もトイレもキレイでした。
渓谷と紅葉を楽しむ
今にも雨が降りそうだったのでとりあえず周辺を散策します。
紅葉の見ごろをむかえた渓谷の秋
紅葉が広がる秋の大歩危小歩危は、11月中旬から下旬にかけて色づきの見頃を迎えるとのこと
紅葉と渓流の音を聞きながら少しの癒しの時間を感じます。
駅周辺の木々は赤く色づいたものもあり、コントラストがとてもきれいでした。
11月上旬に立ち寄ったこの日はあいにくのお天気で高知市内は雨が降っていたので
この辺りもそろそろ雨が降り出しそうな雰囲気です。
駅からすぐの大歩危橋を渡り少し歩いてみます。
霧雨が降り出しましたがそのまま道の駅まで歩きます。ちなみに傘は持っていません。
道の駅「大歩危」
15分ほど歩いたでしょうか、道の駅に着きました。
地下から渓谷の方に下りられる遊歩道があります。
この日は人が居なくて少し寂しい雰囲気ですが、せっかくなので下りてみることに。
これ、ここから下りられるって気づかない人が多いのではないでしょうか?
地下の一角にひっそりと降り口がありました。
危険ということで水辺のそばまでは行けないですが、自然の雰囲気を感じるには良かったかな。
お天気が良かったら遊覧船にも乗ってみたかったな。
大歩危峡観光遊覧船
(出展:大歩危峡遊覧船HP)
今回、私は乗っていませんが、参考に載せておきますね。
大歩危峡の美しい渓谷美を間近で見ることができる「大歩危峡遊覧船」。
ベテラン船頭さんによるガイドを聞きながら、目の前に広がる絶景を楽しんでください。
■運行時間
(平日)9:00~16:00(最終出航15:30)
(土曜・日曜・休日)9:00~17:00(最終出航16:30)
■乗船料金 大人 1,500円(税込)
小人 750円(税込)※3歳~小学生まで
※団体割引あり(15名様以上)大人1,350円・小人680円
■所要時間 往復約30分(4km)
歩危マートで祖谷そば
小雨の中、大歩危駅に戻り
「歩危マート」で祖谷そばをいただきました。
やさしい味わいで美味しかったです。
以前は臼を自分で回して、挽きたてのお茶を飲めるようになっていたようですが、
今はコロナ過なので自分で回すということはされていないようです。
お茶も最後まで美味しく頂きました。
土讃線の特急電車は1時間に1本なので
気の向くままに
大歩危駅周辺で1~2時間秘境の旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。
大歩危駅から岡山行の特急電車に乗り瀬戸大橋を通って帰路に向かいました。
たまには車窓から見える景色を眺めながらゆったりとしたひとり旅をするのも良いなと感じました。
最後まで読んで頂きありがとうございました。