サーバーの自動バックアップ(ConoHa)は便利ですが、希望の状態への復元ができないという事態に陥ってしまいました。
さらに、プラグインでのバックアップを導入していましたがバックアップスケジュールの設定も不十分だったことが判明しました。
今回のこの出来事から、サーバーの自動バックアップに加えプラグインでのバックアップの重要性を痛感しました。
プラグインを使ったバックアップは、サーバーのバックアップとは異なるレイヤーでデータを保護し、二重のセキュリティネットを提供してくれます。
この記事では、失敗から学んだ教訓をもとに、サーバー自動バックアップに加えてプラグインを活用したデータ保護の重要性について書いていきます。
- 経験からわかったバックアップの重要性
- サーバーの自動バックアップで復元できない場合がある。
- サーバーの自動バックアップ機能とは別にプラグインでのバックアップも活用する。
- プラグインのバックアップのスケジュールは「毎日」に設定しておく。
- 慣れていない設定などをする場合には特に注意。
ちょっとしたやらかしが原因
ログインができなくなりリストアするも・・・
「サブディレクトリ」を新たに作ろうと、設定する際に触ってはいけないところを変更してしまうというミスをしてしまいました。
私は時々やらかしてしまいます。
それによりログインができない状態になってしまい、リストアからの復元をすることに。
ConoHaのサーバーには毎日自動的にバックアップしてくれる機能が無料で付いています。
前回ちゃんと復元できたので冷静に、やらかした前日(8月20日)の日付のwebとDBデータのリストアし、前回同様にお助けサイトを参考にしながら順番に復元作業を進めました。いつもお世話になっています。^^
今回はやらかした原因が違ったので前回とは様子が違いまして、Wordpressへのログインは出来たのですが、サイトの表示が上手くできませんでした。
色々とネットで調べてなんとか無事に表示されました。(詳細は割愛します)
あれ?
復元が6月18日分までしかできないんです。何度やり直しても。
前回は無事に復元できたので、今回も同様に復元作業を進めるのですが、どうしても、何度やっても6月18日までのデータになってしまいます。
ここまでにリストアしたのは8月20日、19日、18日、15日と遡ってリストアし、ひとつひとつ作業を進めます。
作業を繰り返すうちに「1週間にリストアできるのは5回まで」という表示が出て回数制限で一旦新たなリストアができなくなりました。「最初のリストアの日から1週間経過するまで待つ」という予想外の時間のロスもありました。
ConoHa リストアに関しての注意点
- 1週間にリストアできるのは5回まで(WEB,DBデータそれぞれ5回づつのようです)
- リストアしたデータは24時間で消えてしまいます。
それぞれのリストアからの復元も全て同じ6月18日までの復元しかできません。
サーバーのサポートページも確認。ネットで調べても同様の問題に直面した人は出てきませんし、問題を解決する方法も出てきません。
何が原因なのか、わかりません。
サポートに何度も問い合わせし、相談しながら、この1週間あれやこれや試みてみましたがやはり状況は変わりません。
サポートさんからのアドバイスで、バックアップしたデータをFTPソフトでダウンロードして入れ替え作業したり。
おかげで「FTPソフトとは?」という状態から「FTPソフトの使い方」まで学ぶことができました。
ちなみに
ちなみに、バックアップしたデータ内の[wp-config/php]ファイルはこちら↓なのですが、DB_NAMEの日付が20230618_1になっています。
前回リストアして復元したのが6月18日ですが、何か関係があるのでしょうか。
今回新しくリストアを試みたどのデータも全てこのような表示になっていました。ここに原因のヒントがあるのでは?と伝えるも下記の回答でした。
リストアは正常に行われているように見受けられます。
BackWPupで復元
サーバーの自動バックアップシステムとは別に「BackWPup」というプラグインも採用しています。
ですが。設定が・・・「毎月1日」にしていました。なぜ?(いや自分で設定しています。)
ですので8月1日にデータのバックアップがされています。
これでも有難いです。「6月18日」に比べたら。
「BackWPup」でもそれ以降に更新されたデータは残念ながら保存されていません。
今思えば、WordPress関係の色んなブログ記事で「新しいことをする前には念のためにバックアップを取っておく!」たまに目にしていたなあ。
これを怠ったことでこんなことになるとは思ってもいなかったのです。(サーバーで毎日自動バックアップされてるという安心感もありますしね。)
せめて「BackWPup」でのバックアップ状況を確認しておけばと反省しました。
20日間ほどの期間に頑張って更新したデータですが、なかなか諦めきれず、もう一度サポートに問い合わせ。(担当者様お手数をおかけしました)
丁寧に対応はして頂けたのですが解決には至らずです。(T_T)
サーバーのサポートさんからの回答
バックアップデータの中のデータ内容につきましては、日次でサーバー内のデータを取得しており、バックアップ取得時のデータの状態におかれましては、弊社ではわからないものとなります。
できないものはできない。わからないものはわからない。これ以上はどうしようもないですね。
「まぼろし」だった20日間
いつまでもここに費やす時間ももったいないので、8月1日以降のデータは無かったものとして諦めてここから更新していこうと思います。
ということで、現在は「BackWPup」でバックアップを取っていた8月1日までのデータに復元しました。
「BackWPup」からの復元方法は下記のサイトを参考にしました。
まとめ
- 経験からわかったバックアップの重要性
- サーバーの自動バックアップで復元できない場合がある。
- サーバーの自動バックアップ機能とは別にプラグインでのバックアップも活用する。
- プラグインのバックアップのスケジュールは「毎日」に設定しておく。
- 慣れていない設定などをする場合には特に注意。
以上、経験から学んだ自動バックアップ以外のバックアップの重要性をご報告しました。
こんなこともあるんだと肝に銘じておきます。((´;ω;`)ウッ…
どうか皆様もお気をつけください。
このように、サーバーの自動バックアップだけではなく、プラグインなど他のバックアップも併用しておく重要性を実感した出来事でした。
っていうか、サーバーの自動バックアップ問題が解決していないままなので今後も同じことが起こるのでは?と不安で仕方ない・・・