ブログを運営していると、時には予期せぬトラブルが発生します。WordPress初心者にとって大切な記事が消えてしまった場合、焦ってしまいます。
ConoHa Wingは、初心者さんにもおすすめのレンタルサーバーです。困ったことがあっても検索すると多くのサイトで調べる事でほとんどの問題は解決させることが可能です。
とは言っても慣れている人にとっては簡単な事でも、初めて「リストア」(復元)に挑戦する人にとっては難解だったりします。
WordPress初心者の私が、初めて復元させる過程でつまずいたポイントがあったので
私のように複数のサイトを管理していて「???」となったら、もしかしたらこちらで解決できることがあるかもしれません。
こちらの記事で分かること
複数サイトを運営している場合で、初めてリストアする時のつまずきやすいポイント「DBの選択」と「DBのユーザー名」でどれを選べば良いのか迷った時に「どこで確認できるのか?」が分かります。
ConoHa Wingのリストア(復元)方法
「リストア」とは、コンピュータやパソコンにおいて、ある時点でのデータやシステムの状態に戻すことを指します。データのバックアップやシステムの復元などの手段を用いて、以前の状態に復元することです。
※サーバーでも自動でバックアップをしてくれますが、何があるか分からないので自分でもバックアップはしておきましょう。
リストア(復元)する方法は、ヒトデさんのこちらの記事で詳しい手順が書かれているので参考にしながら落ち着いて進めてくださいね。
私もヒトデさんの解説手順通りにやって無事に復元ができました。
かなり丁寧に解説して下さっているので私は書きません。というか書けません。(;^_^A
ブログ記事の復元をしたい場合は「Web」? 「DB」?どっちのリストアをする?
「サーバー管理」→「自動バックアップ」クリックで次の画面になりますね。
こちらの画面でリストアの作業をしていきます。
自分の場合は「Web」か「DB」どちらを「リストア」すれば良いのかな?
- WEBデータ:サイトごとではなく、サーバーにあるサイト全部のバックアップデータになります。
- DBデータ:サイトごとのバックアップデータになります。
ブログ記事のみの復元は「DB」のリストアでも可能
ブログ記事が消えてしまった…。数日前にさかのぼってその時点に復元させたいんだけど。
サーバー内に複数のサイトがあり、その内のひとつだけ復元したい場合。「DB」データでのリストアで復元させることができます。
私は最初にWebデータをリストアしてみました。その後の作業が私にとっては複雑で、なんとかメインサイトは無事に復元できました。が、もう一つのサイトが復元した先ほどの記事に置き換わってしまうという事態になってしまいました。(つまり、全く同じサイトが2つ出来上がってしまいました。)
混乱してしまいワケが分からなくなったまま進めていたんですね。(;^_^A
落ち着きましょう。一からやり直しました。
同じサーバー内に複数のサイトがあったので注意が必要でした。
複数のサイトを管理している初心者さんはリストアしたいサイトの「DB」のリストアのみをするのがおすすめかもしれません。(DBはサイトごとで復元するので、ひとつのサイトの作業に集中できると思います)まずDBのリストアを試してみて解決できなければWebデータのリストアをしてみるという順番で良いかと思います。
「DB」のリストア手順
まずはリストアしたいサーバーであることを確認して、戻したい日付DBの「リストア可」をクリックします。
例として6月16日時点のデータに戻す作業をしていきます。
「DB選択」はどれを選択する?
すると次の画面が出てきます。
複数出てきたけど「DB選択」ってどれを選べば良いの?
サーバーに複数のサイトがある場合、ここでどれかを選ばなければいけません。
DB(データベース名)はここで確認!
「サイト管理」クリック→「サイト設定」クリック
復元したい「サイトのURL」をクリックします。
その中に表示されてるのが「DB選択」で選ぶ「データベース名」です。
DBデータを使ったデータベースの復元方法
- 復元したいサイトの「wp-config.php」を修正
- DBユーザーのDB接続先を変更
こちらもヒトデさんの記事を見ながら落ち着いて進めてください。 ひとつずつ順番に進めて行きます。
もしも途中でつまずいてしまった人は下記を参考にしてみてください。
DBユーザーのDB接続先を変更する時のつまずき
「サイト管理」→「データベース」で開いた画面でDBユーザーの接続先を変更する必要があります。
最後のつまずきポイントです。 複数のユーザー名があります。この中からどれかを選ばなければなりません。
DBの「ユーザー名」も複数あるけど、どれを選べば良いの?
ここで分からないなと思った場合は・・・次へ
DBユーザー名はここを見る!
「ファイルマネージャー」をクリック すると次の画面が開きます。
「・・・・・・@localhost」 の中の 「public_html」フォルダ
「復元したいサイトのフォルダ」をクリックしていきます。
「wp-config.php」ファイルを右クリックし → 「プレビュー」の項目を選びます。
表示されるタグの中にあります。
こちらに「Database username」(DBユーザーネーム)って書いてい ますね。これです。
「ユーザー名」がこれだと分かりました。
コントロールパネルのデータベースに戻ります
該当する「ユーザー名」を選んでクリック
下の画面が開きます。
右側のマークをクリックすると名前が変更できます
「接続先データベース」の名前を新しいデータベース名に変更します。
えっと…、どれに変えれば良いんだったっけ・・・・?
なんか、いっぱい見すぎて分からなくなるよね。
ここでもし分からなかったら
先ほど「DB(データベース名)はここで確認!」の項目で記載したその部分です。
そちらにに表示されているデータベース名を入力します。同じ名前に変更すればOKということです。
これで完了となります。
サイトが正常に表示するか確認します。
公式のサポートページ
ConoHa Wing公式 リストア方法についてのサポートページへのリンクも載せておきます。
・自動バックアップからリストアする方法
https://support.conoha.jp/w/restorebackup/
・復元手順例(データベース)
https://support.conoha.jp/w/recovery-db/#02
まとめ
リストアの手順は思わぬデータ消失時に必要になってきます。手順が分かっていれば慌てることはありませんね。
私は複数サイトを運営していたので作業をしながら「?どれ?」「これ?・・・」と調べながら進めるうちに混乱してしまいました。「ここはどこ?」「ワタシは誰?」という状況に陥ってしまいました。
私のようなWordpress初心者が初めて復元作業をするには少しハードルが高いなと感じましたが、
復元完了してみると、「焦りからの見落とし」を見直せたり、ああ、そういうことか!と理解できました。
非常に勉強になった経験でしたので是非諦めずに挑戦してみてください。